はじめに
近年、医療現場のIT化はPC本体で電子カルテの閲覧・入力を行うだけでなく、タブレット端末の活用も進んでいます。特に 「iPad mini」 は、そのコンパクトなサイズと高性能さから、多くの医療従事者に選ばれています。本記事では、iPad miniが医療従事者に最適な理由 や 活用方法 について詳しく解説します。

iPad miniが医療従事者に最適な理由
軽量で持ち運びやすい
iPad mini(A17 pro)は 約293g(Wi-Fiモデル) と非常に軽量で、白衣のポケットにも入るコンパクトなサイズ(8.3インチ)。これは、医療従事者にとって大きな利点です。普段の仕事中、常にポケットに入れておくことで、「調べ物をしたい」「患者さんにわかりやすく説明したい」ときに、すぐに取り出し使用することができます。
また片手で持てるサイズ なので、病棟を移動しながらでも使いやすいことも大きなメリットです。
私は職場のスクラブのポケットにiPad miniを常に入れています(ポケットにぴったり収まります)。
Apple Pencil対応でメモやサインが簡単
iPad miniは Apple Pencil Pro、Apple Pencil(USB-C) に対応しており、電子カルテや診察メモの作成がスムーズです。
iPadが電子カルテに対応している場合
・検査結果や画像を患者さんに見てもらう
・患者さんとの記録をメモを手書きで記入
・電子署名を直接記入
iPadが電子カルテに対応していない場合
・治療やリハビリの方針などを絵や図を用いながら説明する
・患者さんに聞かれたことをGoogleなどで検索する
・実物がない物品などを検索し、写真や絵を見てもらう
・医学書アプリなどで調べ物、検索ツールとして使用する
問診の内容をメモしたり、簡易な発達検査表をダウンロードしておいて、ペンシルで手書きしながら使用しています。
高速処理でストレスなく使える
iPad mini(A17 pro)はA17 proチップを搭載し、動作が非常にスムーズです。電子カルテや医学書アプリを素早く開けるため、医師であれば診察中や手術前の確認作業が、理学療法士であればリハビリ前の予習などが効率的に行えます。
スマホと比較し、画面が大きいため一画面で表示できる内容が多く調べ物も捗りやすくなります。特に業務時間中に時間がない時には、小さいスマホの画面をスクロールしながら調べ物をするのは非常にストレスになります。そんな時にiPadがあれば時間の短縮につながるでしょう。
充実した医療アプリが使用可能
iOSには 医療従事者向けのアプリが豊富 に揃っています。例えば、以下のようなアプリが活用されています。
- UpToDate(エビデンスに基づいた臨床情報の検索)
- Medscape(医療ニュースや薬剤情報のチェック)
- GoodNotes(手書きメモや診療記録に最適)
患者との情報共有がしやすい
iPad miniは 高解像度のLiquid Retinaディスプレイ を搭載しており、患者に説明する際にも役立ちます。たとえば、以下のような使い方が可能です。
- レントゲンやMRI画像を拡大表示して説明
- 解剖アプリを使って手術の説明
- 健康管理アプリで患者の生活習慣を共有
iPad miniの活用方法5選
電子カルテの閲覧・入力
近年、多くの病院では電子カルテシステムが導入されています。iPad miniを使えば、患者情報の確認や記録 がスムーズに行えます。特に、以下のようなメリットがあります。
- 診察室や病棟を移動しながら 素早くカルテを閲覧
- Apple Pencilを使い、手書きでメモを追加
- 音声入力機能 を活用してカルテを記録
医療マニュアルや論文の閲覧
医療従事者は常に最新の医学知識を学ぶ必要があります。iPad miniを活用すれば、医療マニュアルや論文 を簡単に閲覧できます。
おすすめの論文検索アプリ:
- PubMed(最新の医学論文を検索可能)
- J-STAGE(日本国内の医学論文を無料でダウンロード)
- Kindle(医学書の電子版を持ち歩ける)
患者のリハビリ指導・説明ツールとして
リハビリの現場では、iPad miniを使って患者さんに運動指導を行うことができます。
- リハビリ中の姿勢や動作を動画で撮影し、直後に実際に見てもらうことで正しい動作を指導
- 関節可動域の変化をグラフ化して説明
- 痛みのある部位を患者と一緒にタブレット上で指し示す
医療チームのコミュニケーションツール
医療現場では スムーズな情報共有 が重要です。iPad miniを活用することで、チーム内のコミュニケーションが円滑になります。
- Microsoft TeamsやSlackで情報共有
- 患者の診断結果をリアルタイムで共有
- カンファレンス資料をiPadで作成・配布
医療機器との連携
最近のiPad miniは、BluetoothやWi-Fiを活用して医療機器と連携 できます。例えば、以下のような活用が可能です。
- 電子血圧計や心電図モニターと連携
- リモートモニタリングシステムで患者の状態を確認
- 手術室でのナビゲーションツールとして活用
医療従事者におすすめのiPad miniアクセサリー
Apple Pencil
手書き入力を快適にするために、Apple Pencil は必須アイテム。電子カルテやメモの入力がスムーズになります。
しかしApple Pencil proだと2万円前後するため非常に高価な買い物になります。Amazonなどでサードパーティ製のスタイラスペンも安価に販売されています。
私は以下のスタイラスペンを購入していますが、臨床で使用する範囲では全く支障なく使用できています。

保護ケース&スタンド
医療現場では端末を落とすリスクがあるため、頑丈な保護ケース が必要です。また、スタンド付きのケースを選ぶと、テーブルに置いたまま操作がしやすく、患者さんへの説明も行いやすくなります。
ペーパーライクフィルム
手書きメモを多用する場合、画面に貼る「ペーパーライクフィルム」がおすすめ。紙のような書き心地で、Apple Pencilの使い心地が向上します。

まとめ:iPad miniは医療従事者にとって最適なツール!
iPad miniは 軽量・コンパクトで持ち運びしやすく、高性能で医療アプリも充実 しているため、医療従事者に最適なツールです。特に、電子カルテの閲覧やリハビリ指導、医療チームのコミュニケーションなど、多くの場面で役立ちます。
iPad miniを活用して、よりスマートな医療現場を実現しましょう!
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